マッコーリー・グッドマンが発表した2007年6月期中間決算によると、税引後当期利益は3億2700万オーストラリア(豪)ドル、営業利益2億5330万豪ドルで、2006年6月以降の運用資産は17%増の333億豪ドルとなった。
ヨーロッパで組み立てた統合プラットフォームは「収益面で非常に満足できる結果をあげた」としている。同社では成功例として、英国のロジスティクス、オフィスパーク不動産のポートフォリオを5億豪ドルで取得、開発物件に由来する資産で構成された10億豪ドルの欧州ロジスティクス・ファンドの組成――などを挙げている。
グレゴリー・グッドマン・グループ最高経営責任者は「来年にかけて数々の主要ファンドの組成を計画している。最大のプロジェクトの一つが英国ロジスティクス・ファンド計画で、現在はバランスシートのシード・ポートフォリオを積み立てている段階であり、来年中には新規ファンドを組成する」と話している。
同社は中国のほか、近年では日本で事業を拡大している。