SAPジャパン（株）は3月13日から、SCM領域に絞ったソリューション無料診断サービスを開始した。今後対象領域を拡大し、年内に20種類のソリューション別業務診断サービスを立ち上げる。
第一弾となるSCMソリューション無償業務診断サービスは、需給計画(SCP)や需給情報の可視化を中核に、BPR（ビジネスプロセス・リエンジニアリング）やIT投資計画の策定を支援するため、課題分析からソリューション設計、ラフなコスト試算、導入後効果算定までをパッケージ化して提供する。
無償の診断メニューには、簡易版（実施期間2～3日）と質問表への回答や業務担当者などへのインタビューを含む詳細版（2～3週間）を用意し、有価証券報告書などの公開財務情報だけで診断を行う簡易版であれば顧客の工数負担は不要。
これまで経営トップ向けに提供していた、在庫削減、リードタイム短縮、開発コストの削減、意思決定スピード向上などのビジネスバリューのアセスメントに加え、新たに企業の各事業、業務の現場向けのIT投資価値を診断し導入支援を行うもの。
SCM領域での無償診断サービスをはじめ、今後、CRM（カスタマーリレーションシップ・マネジメント）、BPP（ビジネスプロセス・プラットフォーム）、SRM（サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント）など主要なSAPソリューション別の業務診断を順次追加し、2007年中に約20種類のソ
リューション別業務診断サービスを提供する。
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