SAPジャパン（株）とベリングポイント（株）は3月13日、ERP（基幹業務システム）などSAPが提供するソリューション全分野で共同事業計画を策定したと発表した。
昨年に引き続き重点産業分野の選定を行うほか、「SAP ERP 2005」のコンサルタント数を増員。SAPジャパンは、ベリングポイントに対する営業支援体制を増強する。
両社は戦略的協業を進める上で、自動車部品、重工業、非鉄金属、消費財、小売などの製造流通、メディア、公共関連を重要業界として選定。SAPが提唱するエンタープライズSOA（サービス指向アーキテクチャ）、ビジネスプロセス・プラットフォーム（BPP）、内部統制や貿易規制対応をはじめとする法規制対応の複数の分野を主要活動分野とする。
各分野で両社の責任担当部門間で詳細な戦略を策定し、共通顧客へのシームレスな共同マーケティング、営業活動を実施し、プロジェクト支援体制を整備。プロジェクト完了後の連携まで視野に入れた総合的な協業体制を強化し、グローバルに進出する日本企業を支援する。
ベリングポイントでは、システム環境の変化に柔軟に対応可能なプラットフォームSAP ERP 2005の認定コンサルタントを新たに300人増員し、SAP技術者の需要に対応する。
SAPジャパンは、ベリングポイントとの協業ビジネスを促進させるため、これまで提供してきた営業支援体制に加えて、①プリセールスなどを含む営業支援②共同マーケティングプログラム③共同プロジェクト立ち上げのためのコンサルティング・リソース④要員育成のための特別教育プログラム――などの支援を開始する。
