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SBSホールディングス/平成18年12月期決算、大幅な増収増益

2007年02月28日/3PL・物流企業

SBSホールディングス(株)の平成18年12月期決算短信(連結)の経営成績は、下記のとおり。

同社グループはグループシナジーの追求による積極的な営業展開に加え、買収した企業の業績寄与もあり、当期における売上高は142,643百万円(前期比59.7%増)、経常利益7,911百万円(272.1%増)、当期純利益4,073百万円(240.2%増)と増収増益を達成した。

物流セグメント
グループの物流事業は全体として増収増益を確保した。
既存事業が燃料費の高騰等のコスト増加を吸収して増収増益を確保する一方、前期以降グループ入りしたティーエルロジコム(株)(旧東急ロジスティック(株))、(株)全通などの子会社群が、通期で業績に寄与し、当期における売上高は112,501百万円(52.2%増)、営業利益は1,724百万円(49.5%増)と大幅に業容を拡大した。

マーケティングセグメント
郵政の民営化を目前に控え、低価格競争が激化し厳しい経営環境が続いたが、ここにきて価格に下げ止まり傾向が出てきたことと、業務効率の改善効果が出てきたことなどにより、収益性が大幅に改善した。また、前期末に買収した(株)ぱむの寄与もあり、当期における売上高は10,756百万円(13.6%増)、営業利益は229百万円と黒字化した。

人材セグメント
好調な国内景気を背景に引き続き旺盛な需要のある一方、短期労働者の減少や競争の激化などにより、登録スタッフの確保が難しい状況となっているが、拠点の増設による積極的な営業活動を展開し、登録スタッフの確保と派遣先の確保に努めてまいりました結果、当期における売上高は5,398百万円(6.4%増)、営業利益は276百万円(5.4%増)。

金融セグメント
不動産信託受益権の取扱が好調で、特に当社連結子会社の(株)エーマックスが運用している大宮センタービルの信託受益権の一部譲渡により当初見込みを大幅に上回る結果となった。

この結果、当期における売上高は13,225百万円(2,789.3%増)、営業利益は4,155百万円(1,051.5%増)と大幅な増収増益。

その他の事業
情報・環境事業の売上高は、2,145百万円(106.4%増)、営業利益は△91百万円(△3百万円)と増収ながら減益となった。

なお、12月期の1株当たりの配当金は前回予想の750円を大幅に上回る2,000円に増額した。

通期の見通し
3PL事業の推進を梃子とした成長戦略を描いており、来期は3PL事業を中心とする営業力の更なる強化やグループ内組織再編とグループ横断的な経営資源の活用によるグループシナジーの強化等に注力することで収益力を強化し、企業価値の最大化を図っていく。これらの取組みにより、来期の連結業績見通しとして、売上高は145,000百万円、経常利益は8,500百万円、当期純利益は4,500百万円を見込んでいる。

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