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金商/繊維物流部門譲渡など物流事業再編、川口センターは月島倉庫に売却

2007年03月28日/物流施設

金商(株)は、主力の非鉄金属事業に経営資源を集中するため、物流部門のうち非鉄金属物流以外の繊維、車両・ムービング両ビジネスユニットから撤退し、物流会社に譲渡する。

また、自社で保有している物流センター3か所も売却することにしており、3月27日、最初の売却物件として川口第一物流センターを月島倉庫(株)に譲渡すると発表した。

同社は2001年11月まで繊維も取り扱っていた関係で、繊維の商事部門から撤退後も繊維物流部門を継続していたが、非鉄金属事業に専念する方針を打ち出したことから、物流会社に事業譲渡することにしたもの。

また、車両・ムービング部門は物流3事業の1つとして、運輸倉庫子会社を本体に吸収してから、ビジネスユニットとして継続していたが、繊維物流部門同様に本業への経営資源集中を理由として、物流会社に譲渡する方針。譲渡先の物流会社は明らかにしていない。

物流3事業のうち、非鉄金属物流部門は今後も継続するが、現在拠点としている東扇島物流センターも売却対象としており、売却後は当面、継続使用する方針をとっているものの、新たな拠点への移転も視野に入れる。

3月27日に発表した川口第一物流センターは、土地3364.82㎡、建物6232.85㎡の事務所兼倉庫で、3月30日付で月島倉庫と譲渡契約を結び、5月下旬に引き渡し。同センターの帳簿価格は6億5400万円で、譲渡価格は13億9000万円。

また、残る新大橋物流センター(東京都江東区)と東扇島物流センター(川崎市川崎区)についても「自社で物流センターを保有することによる将来の資産価格変動リスクを軽減」する狙いで、譲渡する方針を決めている。

新大橋物流センターは土地2020.70㎡、建物1万5662.66㎡、東扇島物流センターが土地8175.45㎡、建物4202.65㎡。

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