出光興産（株）は、北海道製油所にリアルタイム操業マネジメントシステム「XHQ」を導入し、既存システムの統合化を実施した。
新システムによって、迅速で確実な操業管理とともに、製油所全体の情報を共有化し、生産性向上が可能となる効果を確認できたため、2007年度中全製油所・工場に導入することを決定した。
新システムは（Siemens社の基本技術）「XHQ」と呼ばれ、既存のデータベースを改造することなく新システムに統合できるソフトで、世界の大手石油会社や化学会社では多くの導入実績があるが、日本企業としては初めての導入。
安全、環境、品質、生産、設備、用役、収益など製油所の操業に関わるデータを幅広く統合し、製油所・工場の経営管理指標、環境管理指標をリアルタイムに同時共有することにより、生産計画や運転計画に適切に反映することができ、複数部門をまたぐ操業管理がより短期かつ効率的に実施できるようになる。
新システム導入には、日揮（株）と日揮情報システム（株）が共同で出光興産の環境に適したシステムに改良した。
