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出光興産/超短尺24klローリーのテスト輸送開始

2007年11月13日/SCM・経営

出光興産(株)は11月13日から1か月間かけて、内田運輸(株)、(株)矢野特殊自動車とともに矢野特殊自動車が開発した「超短尺24klタンクローリー」のテスト輸送を行う。出光の福岡油槽所から福岡・熊本・佐賀県のサービスステーション(SS)向けにガソリン・灯油・軽油を輸送する。

超短尺タンクローリーは、全長が現行の同型14.6mから13.2mと1.4m短く、サービスステーション内でのタンクローリーの操作性を示す最小回転半径が現行の同型10.9mから8.9mと小回りが可能になる。

全長が短く、回転半径が小さくなることで、これまで最大20klタンクローリーでしか配送できなかったSSへの輸送が可能となり、1台当たりの輸送量を4kl多くできる。

車両の全長・車軸間隔・輸過重により積載量を規制する「車限令」と「保安基準」の一部が2003年10月に緩和されたことで、全長を短くできた。矢野特殊自動車では、緩和前に全長・車軸・輪荷重のバランス上、設けていたタンク最前部の空室をなくし、全長と車軸間隔を短縮する改良を施した。

テスト輸送を通じ、SS内での操作性評価・輸送効率・積載率などの分析を行い、今後の導入を判断する。出光では「タンクローリーの大型化は、1台当たりの輸送量増に伴う車両台数削減によるコスト抑制、輸送回数やCO2排出量削減、少子化による乗務員不足への対応にも有効な取り組み」としている。

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