イズミヤ(株)が、コスト構造改革を進めるための業務改善活動を強化している。
同社では営業本部に業務改善室を設置し、主にバックヤードの改善活動を継続しており、今後は活動の成果を数値化した改善効果の検証に努める。
2006年度は、現場からのボトムアップ活動として推進してきた「働き方改革」を深化させ、「イズミヤ式カイゼン」として取り組みを強化。
モデル店で、現場から提案された「作業改革案」と業務改善室を中心に調査した稼動分析、作業測定の結果を分析して「稼動計画書」を作成し、運営モデルを全店に水平展開することで改善効果を高めるもの。同年度は主に惣菜加工場の改善に取り組んだ。
また、生産性向上に向けて「自動補充システム」の適用範囲を拡大し、発注人時の削減を図ったほか、携帯端末を新規導入して伝票起票時にかかる人時の削減に取り組んだ。
こうした取り組みの改善効果を検証するため、分析チームの立ち上げなどを検討する。