(株)ファミリーマートは、全国での店舗ドミナントの拡充にあわせ、調達構造、配送体制の改善を進める。またS&QCの徹底、発注精度の向上、商品力の強化への取り組みを加速させる。
拡大する店舗網をカバーするため、2006年3月に愛媛定温センター、10月に北東北エリアをカバーする盛岡総合センターを開設した。
これまで福岡からカバーしていた九州西部エリアでも、3月に広川定温センターが稼動、地域での出店基盤を整えた。
また、ディマンドチェーン・マネジメント(DCM)の一環として、主力取引先への需要情報、在庫情報の提供対象分野をこれまでの加工食品中心から中食商品の食材に拡大。
顧客ニーズに合わせた品揃えと在庫管理精度の向上を図り、コスト削減につなげる取り組みを継続している。
売場・商品改革については、「ファミマワンダー」「ファミマフレッシュ」の拡大展開に加え、個店のマーケットに合わせた品揃えの実現を推進する。
同社によると、2007年度はこれまでに再編した事業の安定と三大都市圏への出店、既存店の収益率向上に重点を置き、新たな物流拠点の整備などは計画していない。