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コーナン商事/収益率アップへ物流合理化、出店ペースは抑制

2007年04月12日/SCM・経営

コーナン商事(株)は、流通システムの再構築を行って流通コストの削減を図るとともに、既存店の収益性向上に取り組む。

戦略地域の関東圏では大型店舗を数店出店するものの、全体ではスクラップ・アンド・ビルドを進め、不採算店の閉鎖などとあわせて新規出店ペースを抑制する。

同社は他社との競合に耐えうる経営基盤を確立するため、積極的な出店政策を展開してきたが、資金調達を借入金に依存していたことから借入金の増加と自己資本比率の低下を招き、収益率を高めるための事業再構築が課題となっている。

しかし、収益力強化のために拡大した輸入仕入れによって在庫が増加し、商品回転率の低下も招いている。全社的な流通システムの再構築によって滞留在庫は減少傾向にあることから、今後もシステムや物流体制の合理化などを進める。

また、新たな収益強化策として低コストの輸入商品比率を高め、粗利益率の向上を図るとともに、物流システムを合理化して流通コストの圧縮につなげる。

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