バイエル薬品(株)は、バイエルヘルスケア社(ドイツ・レバクーゼン)が日本での4事業(医療用医薬品、一般用医薬品、ダイアベティスケア、動物用薬品)を同社に集約する。これは、2007年および2008年に予定されている一連の組織改変に伴うもの。
バイエル薬品は、4月1日にダイアベティスケア事業部全製品の販売機能をバイエルメディカルから承継し、7月1日をもって同事業部の統合が完了する。
また、7月1日には、バイエルメディカルの診断薬事業部が、シーメンス社傘下となる予定で、さらに、2008年上半期を目処に、動物用薬品事業部をバイエル薬品に統合することを計画している。
なお、ダイアベティスケア事業部および動物用薬品事業部の本拠は、統合後も、現所在地である東京都千代田区丸の内に引き続き置く。
バイエル薬品(株)の代表取締役社長ジャン-リュック・ロビンスキーは、「バイエル薬品に動物用薬品事業を統合することにより、日本におけるバイエルヘルスケア社の組織構造が最適化されます。専門性ならびに効率性を増強することにより、日本市場におけるグローバルヘルスケアカンパニーとしての地位をさらに強化できることを期待しています」と、述べている。