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伊藤忠商事/ブルネイ・ダルサラーム国でメタノール事業

2007年04月16日/未分類

伊藤忠商事(株)は、三菱ガス化学(株)(以下:MGC)とBrunei National Petroleum Company(本社:ブルネイ・ダルサラーム国バンダル・スリ・ブガワン、以下:Petroulem BRUNEI)と、合弁会社であるBrunei Methanol Company(以下:BMC)において、年産85万トンのメタノール事業を行うこととした。建設資金は約4億ドルで、2009年末の完工および2010年第2四半期の商業運転開始を予定している。

MGC、伊藤忠およびPetroulem BRUNEIは、2006年3月にBMCを設立し、詳細な事業化調査を行ってきたが、このたび合弁事業に関する諸条件が確定したことから、投資の最終決定に至ったもの。

本合弁事業の特性として投資規模が大きくかつ投資回収が長期に亘ることから、BMCは国際協力銀行を中心とする銀行団から、同国初となるプロジェクトファイナンスによる資金調達を行なう予定。

また、ファイナンシャルアドバイザーとして(株)三菱東京UFJ銀行を起用し、プラントは三菱重工業(株)とフルターンキーベースでの建設契約を締結した。

今回の合弁事業は、アジア市場の中心に位置するため、ロジスティックスにおけるコスト優位性を有し、また安価な原料天然ガスを利用できることから、他の事業者に対して十分な競争力を有している。

合弁事業の概要
出資比率:MGC 50%、PBPetrochemical25%、伊藤忠25%
生産能力:日産2,500トン(年産850,000トン)
生産技術:三菱(MGC/MHI)メタノールプロセス
事業立地:ブルネイ・ダルサラーム国スンガイ・リアング工業地区
天然ガス供給者:Brunei Shell Petroleum Company Sdn Bhd(BSP)
製品引取権者:MGC
建設完了時期:2009年第4四半期
商業生産開始:2010年第2四半期
資金調達方法:国際協力銀行を中心とするプロジェクトファイナンス(予定)
従業員数:約160名(現地採用従業員)

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