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イリソ電子/「SAP ERP 2005」でグローバルな経営基盤システム構築

2007年04月26日/未分類

SAPジャパン(株)は、コネクタの製造・販売を行っているイリソ電子工業(株)が、SAPの基幹業務システムの最新版である「SAP ERP 2005」の採用を決定し、2008年1月に上海、4月に日本で本格稼動する。

イリソ電子では、車載機器、携帯電話、デジタル家電等の需要増大を受け、2006年11月にベトナム法人を設立、2007年5月には新製品・新製造技術の研究・開発の拠点となる「イリソテクノロジーパーク」(神奈川県横浜市、港北区)を新設し、本社機能を移転するなど、ビジネスの拡張を続けている。

これに伴い、従来のシステムでの業務への対応が難しくなっていたことに加え、中国を主とするアジア拠点における海外事業展開拡充への対応、内部統制への対応を見据えて、今後のさらなる事業の成長を支える新たな統合基幹システムの構築を検討していた。

エレクトロニクス機器業界では今後もデジタルネットワークの進展や自動車の電子化などによる成長が予測される中、多品種少量生産という流れや急激な技術革新に伴って、顧客のニーズはより高度になり複雑化している。

この情勢において、イリソ電子は現在総売上げの7割を占める上海工場や、新設するベトナム工場など、各拠点における生産量の増加により、グローバルなレベルでの迅速な経営判断を可能にするシステムが求められていた。

イリソ電子は豊富な導入実績を基にした多くのテンプレートを持つSAP製品を採用することで、短期間でのビジネスプロセスの見直しと、効率的なシステムの導入を目指す。

新システムの構築は、三菱商事100%出資の戦略IT子会社で、中国・アジアを中心に製造業のグローバルオペレーションを支援する上海菱威深信息技術有限公司が担当している。

このたび新システムの要件定義から詳細設計までを完了し、2007年4月初旬より上海におけるシステム構築を開始し、2008年1月に上海、同年4月に日本での本格稼動を開始し、各拠点と連携した在庫管理や生産管理により、迅速な受注対応による顧客満足の向上とさらなる事業の成長を目指す。

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