トラステックスホールディングス（株）は第三者割り当てによる新株式発行を行い、CLSAサンライズ･キャピタルLP（以下：CLSA）が発行済株式の68.07％を保有し、筆頭株主筆頭株主となる。
CLSAは、フランス最大級の商業銀行で、世界有数の資産規模を誇るクレディ・アグリコール銀行グループに属するCLSAキャピタル･パートナーズが助言する日本企業向けの投資ファンドで、将来の成長が期待できる国内中堅企業に対し少数持分投資や成長資金提供を行っている。
CLSAにはトラステックスのビジネス・モデルの将来性を評価したうえで、ビジネス･パートナーとして、企業価値の向上を目指すことを表明。
トラステックスは、CLSAとのパートナーシップにより、これまで懸念していた財務の安定化と事業戦略面での強化を実現することが可能になると判断している。
今後は、創業家は引退する予定で、残る現経営陣は続投し、その中から代表取締役を選任する予定。また、CLSAは社外取締役4名と非常勤監査役1名を派遣する予定で、ガバナンスの強化を図る。
新株式発行要項
発行株式数：普通株式60,023,540株
発行価額：1株につき金85円
発行価額の総額：5,102,000,900円
資本組入額：1株につき金42.5円
申込期間：平成19年5月17日
払込期日：平成19年5月17日
新株券交付日：株券不発行扱いの予定であります。
割当先と株式数：CLSAサンライズ・キャピタルLP60,000,000株、谷中譲11,770株、小西徹也11,770株
今回の増資による発行済株式総数の推移
現在の発行済株式総数：28,115,474株
増資による増加株式数：60,023,540株
増資後の発行済株式総数：88,139,014株
調達資金の使途について、差引手取概算額5,092,000,900円は、積み合せ事業等の不採算事業の撤退資金（主にリース車輌解約等）に充当する予定。
