(株)やまやは、子会社やまや商流(株)が運営する「やまや東北物流センター」で、仕分け出荷能力の増強と小ロット出荷機能を追加するため、設備投資を実施する。
追加する機能は、①仕分けシュートの追加②無人デパレ装置の新規導入③DPSケース・ピック場の追加④DPSバラ・ピック場の新規導入――など。
東北センターは1996年から、当時の店舗32店に対して輸入酒類を中心に商品供給を開始し、現在は、東北・新潟エリア店舗80店、取引先ユーザーの仕向け先約250か所に酒類全般、加工食品を供給。
出荷先の増加と、今後の商品供給の迅速化、品揃えの強化、出荷単位の小ロット化に対応するため、仕分け完了後の出口であるシュート数を倍増させるほか、仕分け前工程には、パレットに積み付けられたケース商品を無人で降ろして仕分けラインに自動投入するデパレ装置の新設、DPS(デジタル・ピッキング・システム)によって正確な商品ピッキングが行えるケース商品ピック場の追加、バラ商品ピック場を新設するもの。
主要な設備工事は東北センター2階で行うため、既存設備での入出荷には「ほぼ影響がない」としている。