LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

住化ロジスティクス/新物流システムをNECと共同で構築

2009年05月28日/IT・機器

化学品などの国内外輸送・倉庫保管業を行う住化ロジスティクスと日本電気は5月28日、物流業務を大きく改革する新物流システムを共同で構築したと発表した。同システムは3月より稼動しており、効率的で精緻な物流管理が実現できたという。

今回の新物流システムは、日本電気の倉庫管理パッケージソフト「EXPLANNER/Lg」を活用したもの。ピッキング・検品・出庫などの作業進捗・荷動き状況をリアルタイで可視化し、顧客とその情報を共有して物流サービスの品質と生産性の向上を図る。両社は物流倉庫内の作業進捗情報の顧客との共有は先進的と評価している。

新システムは、既存の受発注システムやERPシステムなどと連携し、入荷/出荷・在庫管理・棚卸しなどを実施する。各オーダーのピッキング・検品・出庫時に担当者がシステムに入力、5か所の倉庫の全作業進捗状況を一元的に管理できる。オーダー別・顧客別・作業単位別などの分析が可能で、早期の問題発見やスピーディな業務改善を実現できる。各作業の進捗情報は顧客とウェブ上で共有され、顧客も進捗状況を把握できる。

また、EXPLANNER/Lgを基本にしたことで、短期間でのシステム構築とスムーズな本番稼動を実現。ウェブシステム構造を取っているため、クライアント(端末)側の増設が容易で、倉庫の拡張など事業環境変化への早期対応が可能。

住化ロジスティクスは、今回の刷新により各オーダーの作業単位(ピッキング・検品・出庫)ごとに進捗状況を把握・共有することで、ボトルネックの早期発見や作業状況に合わせた人員配置、オーダーの変更やキャンセルへの柔軟な対応などが可能となったという。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース