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旭化成メディカル/物流・保管効率に優れた人工腎臓工場を新設

2007年05月15日/物流施設

旭化成メディカル(株)は5月14日、新型ポリスルホン膜人工腎臓「APS」の製造プロセス建設を目的に、宮崎県延岡市岡富地区での紡糸・組立一貫生産工場の新設を発表した。小型化・軽量化で物流・保管効率の向上が図れる、としている。

新工場の建設で、ポリスルホン膜人工腎臓は2010年に3000万本体制への拡大ステップとして、年間約2600万本の生産能力となる。7月に着工し、2008年9月に稼働、投資額は約75億円。

人工腎臓市場は、日本、世界各国での高齢化の進展、透析患者数増加と医療環境の整備に伴って、需要量が着実に増加。中でも高性能で生体適合性に優れたポリスルホン膜人工腎臓が大きな伸びを示し、今後もこの傾向は続くと見られている。

中空糸膜の紡糸設備と最終製品の組立設備を同一工場内の連続自動プロセスで生産することにより、高い生産効率と品質安定性を実現するほか、従来のAPS製品シリーズの新たな品揃えとして、新型APSドライタイプ人工腎臓を国内外に供給する専用生産工場として運用する。

新型のドライタイプ人工腎臓は、従来の高性能・高品質に加えて、小型化・軽量化による取り扱い性改善、省エネと環境ニーズ対応、物流・保管効率の向上などの特長を兼ね備えている。

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