日立製作所(株)の古川一夫社長は5月28日のマスコミ・アナリスト向け説明会で、同社が掲げる「協創と収益の経営」の進捗状況を説明、薄型テレビ事業の組立生産拠点を世界5極に拡大し、SCM整備を推進すると報告した。
これまで、同社の薄型テレビ事業は宮崎工場でパネルを製造、岐阜、メキシコ、中国の3拠点で組立を行っていた。
これに加えてマレーシア工場が2007年春、チェコ工場が同年夏から組立拠点として稼働を開始、世界5極での組立生産体制が整う。また、宮崎工場でのプラズマパネル生産能力を年間400万台体制に引き上げる。
組立拠点の拡大とともに、効率的な納品体制を整備するため、宮崎工場と5極の組立拠点間でSCMの整備を急ぐもの。