全日本空輸(株)(ANA)は5月30日、韓国のアシアナ航空との間で株式の相互保有など戦略的な提携を結ぶことで合意した、と発表した。
ANAとアシアナ航空は2006年12月5日に戦略的提携に関する協議開始について合意、具体的な提携プロジェクトを検討していた。取得金額ベースで1200万米ドルの株式をそれぞれの株式市場で購入し、相互に保有する。
2000年12月から旅客便のコードシェアを開始し、2006年4月には貨物便についてもコードシェアを開始。2007年7月1日からはANAが運航する成田-ホノルル線にもアシアナ航空便名を付与する。
また、日本と韓国を除く両社共通乗り入れ海外19空港で、費用削減とサービスの向上を含む協力体制を構築する。海外の主要空港でイレギュラー運航の際のサポート体制を構築し、航空機用部品の在庫情報共有化を行う。
このほか、セールス・マーケティング、調達、客室サービス、人材交流などの分野でも提携プロジェクトを実施する。