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デンソーウェーブ/デザイン入りQRコードを普及活動

2010年09月14日/IT・機器

デンソーウェーブは9月14日、「デザイン入りQRコード」について、生成・読み取り技術への取り組みを通して、普及活動を行なうと発表した。

同コードは、QRコードに文字や絵を重ねてデザインを施し、意匠性を高めている。

QRコードは1994年に同社が開発した。製造、物流、流通業界の生産管理、トレーサビリティ用途など、国内外で広く使われている。国内においては、携帯電話のQRコード読み取り機能を利用し、Webサイトへ誘導する用途で一般消費者の間でも急速に広まっている。

Webサイト誘導用のQRコードについては、各社のブランドイメージのアップやアクセス数のアップを目的として、デザイン入りQRコードへのニーズが高まる一方、デザイン入りQRコードが、本来のQRコードに文字や絵を重ねるため、QRコードスキャナでの読み取りに障害となるケースが発生し、採用ユーザへの信頼の低下や、使用ユーザの使い勝手の低下を招く恐れがあった。

QRコードの開発元である同社は市場でのニーズの高いデザイン入りQRコードを、採用ユーザや使用ユーザに安心して利用してもらうため、生成・読み取り技術を確立し、その普及を推進していく。

普及推進は、A・Tコミュニケーションズと協力して進める。A・Tコミュニケーションズは、独自の技術によってQRコードの読み取りに障害をもたらさず、デザインを重ねることに成功した「LogoQ」を開発し、市場に展開している。デンソーウェーブは、保有するデザイン入りQRコードに関する特許をA・Tコミュニケーションズにライセンス供与しており、共同で市場の要望に応えていく。
 
「LogoQ」は9月15日~17日の間、東京ビッグサイトで開催される「第12回自動認識総合展」に出品する。

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