(株)フレームワークスは6月12日、現社長の田中純夫氏と次期社長が内定している渡辺重光顧問による「新経営準備委員会」を設置し、「新経営体制の構築」を推進すると発表した。
また、安定した事業基盤の確立に向けた新たなビジネスモデルを検討するため、ビジネスモデル検討委員会を設置、12月末をめどに新たな中期経営計画を策定する。
営業提案や研究・製品開発提案などの採算性・重要性・成長性をより厳しく審査し、プロジェクト化(受注、案件化)の判断をするために受注委員会も設立。複数部門にわたる各プロジェクトの包括的な管理統制を指導し、生産性の向上に徹底的に取り組む。
これに合わせて、5つあった事業本部をコーポレート営業本部、ソリューション本部、コーポレート本部の3本部体制に改組、各部門の統廃合を行い、効率的な経営を推進する。
販売部門(旧ソリューション営業部)と製造部門(旧システムインテグレーション部、旧PMO)などを改組統合し、「ソリューショングループ」を設置、拠点ごとに複数のグループを形成し、製販統合したソリューション販売・提供の強化を図る。
事業の核である物流センター管理システム(WMS)、周辺システムの研究開発部門(旧技術部)と、保守サポート部門(旧カスタマーソリューション部)を改組統合し、「WMSセンター」とする。
営業本部内の企画営業部を「コーポレート営業本部」と「コーポレート営業部」へ改組し、戦略的な営業案件を主導して企画提案を行う。従来のソリューション営業部はソリューション本部に統合する。
海外事業部門(旧海外事業本部および同本部内の旧海外事業推進部、旧海外営業部)を廃止し、今後はコーポレート営業本部が海外事業展開を主導する。
マーケティング部門(旧マーケティング本部および旧マーケティング部)はコーポレート本部に移管し、「マーケティング部」として最新技術動向をマーケティングし、製品開発から提供までの統制強化を図る。
経理部門(旧経理部)、総務部門、人事部門(旧総務人事部)、社内システムサポートチームなどを改組統合し、「管理部」を新設。会社法や金融商品取引法などの法令に沿った内部統制の構築を推進するとともに、情報セキュリティや法務など、会社のコンプライアンス・リスクを管理統括する部門として「コンプライアンス部」を設置する。
また、従来の総合企画本部を「コーポレート本部」へ改称し、企画部を「経営企画部」に改称する。