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フレームワークス/物流プラットフォームにオラクルのSOA/BIミドルウェア採用

2007年05月22日/IT・機器

(株)フレームワークスは、同社が開発したサプライチェーン全体最適を実現するための新たな情報システム基盤である新製品「物流プラットフォーム(仮称)」(以下:物流プラットフォーム)に日本オラクル(株)の「Oracle Fusion Middleware」を採用した。

「物流プラットフォーム(仮称)」は種々の情報システムと連携して全体の状況を把握し、それぞれの実行処理を指示する情報システム基盤であり、フレームワークスが保有する技術やノウハウと日本オラクルの最新技術を駆使して開発を行う。

フレームワークスが開発する「物流プラットフォーム(仮称)」を利用したユーザーは、海外を含む工場・物流センター・倉庫・店舗等の各拠点在庫や輸送途中の積送在庫など広域かつ複数の在庫の所在をコントロール(実行処理)することが可能となり、ロジスティクスの視点から企業活動の正しい姿をリアルタイムかつ正確に捉え、生産・販売活動において計画(Plan)→実行(Do)→監視・実績(Check)→対応(Action)というPDCAサイクルにより最適化を追求することが可能となる。

物流プラットフォームの全体図
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多様なシステム連携を容易に実現する仕組み(SOA技術)を持ち、既存システムの変更を最小限にして容易にシステム連携することが可能となり、全体の状況をリアルタイムで把握して実行処理する。

また、可視化により実行結果が即時に分かるため異常時の迅速な対応が可能となり、事後の分析評価を行うためのKey Performance Indicator(KPI、重要目標達成指標)を提供し、分析評価結果により、サプライチェーンにおけるプロセス改善が可能となる。また、連携する複数の実行系システムの処理を同時進行する。

また、今後活用が見込まれているICタグによる個々の梱包物の識別や配送時の位置情報の扱いに際して、短期間に発生する大量データを高速処理する。

対象顧客は、国際物流・国内物流において多拠点展開、多地域への配送の物量・頻度の高い企業や、サプライチェーン全体の物量が経営に影響を及ぼす製造業。

さらに、導入済みの個別実行系システムの連携により全体最適化を目指す企業と3PL型物流事業者、製造業系物流子会社。

フレームワークスは、「物流プラットフォーム(仮称)」のコンセプト・実行形態・導入につきまして賛同をいただいた顧客を対象に、すでに実運用を目指して開発を開始しており、製品としての完成は、ことし10月頃を予定している。

また、WMS(W倉庫管理システム)やTMS(運輸管理システム)などのロジスティクス機能を持つ、オラクルのアプリケーション製品群「Oracle Applications」とも連携していく予定で、両社は、共同でセミナーを開催するなど、マーケティング活動において積極的に協業する。

問い合わせ
(株)フレームワークス
マーケティング部:降旗
〒101-0035
東京都千代田区神田紺屋町8アセンド神田紺屋町2F
TEL.03-5297-3155
FAX.03-5297-3157

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