アイログ社は6月20日、PSAプジョーシトロエン・グループがアイログのビジネス・ルール管理システム（BRMS）の主要製品「ILOG JRules」を採用したと発表した。
ILOG JRulesは受注管理システムに導入され、月間30万件の受注に対する生産納期をリアルタイムに算出。同ソリューションは90％の信頼度を発揮しており、自動車生産の予定納期の精度が大幅に向上、変更への即応性と顧客サービスが改善された、としている。
受注管理システムの中核部分はプジョーとシトロエンで共通だが、日常業務で使用するビジネス・ルールの定義と更新については、業務担当者がブランド別に行うことが可能。全体では、ブランドごとに1万8000のルールが、自動車生産の納期を算出。
調達部品の納期遅れや工場設備の故障といったリソース変更には、「担当者は45分もかからず完了するシミュレーション計算を毎日5回行ってリアルタイムに対応し、優先順位の再評価を行っている」としている。
