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プロロジス/首都圏最大級の物流施設に着工

2007年06月28日/物流施設

プロロジスは6月27日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク市川Ⅰ(ワン)」の開発に着工した。竣工は2008年11月初旬で、利用企業を募集している。

<プロロジスパーク市川Ⅰの完成予想図>(クリックすると拡大します)

プロロジスパーク市川Ⅰは、千葉県市川市塩浜の塩浜工業団地内に位置し、首都高速湾岸線千鳥町インターチェンジから車で約1.5km、JR京葉線「市川塩浜駅」から1.3kmの好立地で、成田国際空港と東京都東部とのほぼ中間地点に位置。

同社では「陸・海・空を結ぶ物流の要衝として、東北地域と首都圏を結ぶ物流ハブとして広範囲をカバーできる、競争力の高い物流、戦略ロジスティクスを実現する上で理想的な場所」としている。

敷地面積6万5965㎡、延床面積15万978㎡の地上6階建てで、各階へコンテナトラックが直接乗り入れ可能なランプウェイを上り、下り用合わせて2基備える「サステイナブルな」総合物流センター。

1階から5階の各階の建物内中央を南北に通る屋内型大型車路を設けることで、施設を大きく2棟に分割し、その中央車路の両側東西に倉庫スペースを設置。各階の東側倉庫スペースは、40フィートコンテナトラックが25台接車できる高床式トラックバースを含め、約1万5000㎡のスペースを、西側倉庫スペースは、18台分の高床式トラックバースを含め、約8900㎡のスペースを確保する。

倉庫スペースは利用企業のニーズに合わせ2500-3000坪(約8000-1万㎡)程度から分割提供できるよう設定する。オフィス部分を含む東西のスペースを合計した1フロアの面積は約2万5000㎡となり、国内のプロロジスパーク中最大の広さとなる。

建築構造には、最新の免震プレキャスト・プレストレスト構造を採用し、大地震発生の際も施設内で働く従業員の安全を確保し、荷崩れを防ぎ、保管物を保護すると同時に、柱梁サイズの縮小化による倉庫スペースの有効活用も可能とする。

駐車スペースは、敷地内の1階地上部分に24台分のトラック待機場と普通車250台分の駐車場を確保する。また、各階には最新のITインフラ設備を持つオフィススペース、1階には24時間体制で稼働する中央管理センターを設けるなど高いセキュリティ機能を装備する。

さらに、モダンな空間デザインを取り入れ、最上階には休憩スペースや海が望めるレストラン、コンビニエンスストアなどアメニティ施設も併設することで、従業員が働きやすい環境を提供し、人材の確保も促進するなど、「次世代の戦略物流を実現する総合物流センター」として機能する。

このほかに、託児所の設置や専用バスの運行も検討中で、風力や太陽光など再生可能エネルギーを利用する技術やシステムなどの導入や1階駐車スペースの大規模な緑化を計画している。

■施設概要
名称:プロロジスパーク市川Ⅰ(ワン)
所在地:千葉県市川市塩浜1-7-1他
敷地面積:6万5965㎡(1万9954坪)
延床面積:15万978㎡(4万5670坪)
構造:S造、RC造他地上6階建
着工時期:6月27日
稼動時期:2008年11月初旬

問い合わせ先
TEL03-6215-8480
FAX03-6215-8490
inquiry@prologis.co.jp

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