プロロジスは6月27日、千葉県市川市塩浜にマルチテナント型（複数企業向け）大型物流施設「プロロジスパーク市川Ｉ（ワン）」の開発に着手する。竣工は2008年11月末で、稼動に向けて利用企業の募集を開始する。
新施設はプロロジスが開発するものとしては首都圏最大規模で、敷地面積6万5965㎡、延床面積14万9773㎡の地上5階建て。各階へコンテナトラックが直接乗り入れ可能なランプウェイを上り・下り用の2基備えたマルチテナント型大型物流施設となる。
1階から5階は建物内中央を南北に通る屋内型大型車路を設けることで、施設を大きく2棟に分割し、中央車路の両側東西に倉庫スペースを設置する。
各階の東側倉庫スペースは、40フィートコンテナトラックが25台接車できる高床式トラックバースを含め、約1万5000㎡のスペースを確保。西側倉庫スペースは、18台分の高床式トラックバースを含め、約8900㎡のスペースを確保する。
利用企業のニーズに合わせ2500-3000坪（約8000-1万㎡）程度から分割提供できるよう設定する。オフィス部分を含む東西のスペースを合計した1フロアの面積は約2万5000㎡となり、国内のプロロジスパーク中最大の広さとなる。
同社はこれまで「プロロジスパーク市川Ｉ」を含め、浦安市、市川市、船橋市、習志野市などの千葉湾岸エリアや成田空港エリアなど、千葉県内で計14棟、また、国内62棟の物流施設を運営・管理、開発。総延床面積は、約314万3000㎡（総賃貸面積約279万3000㎡）。
また、今後千葉県市川市高浜町にマルチテナント型大型物流「プロロジスパーク市川ＩＩ（ツー）」を開発する計画で、2007年末の着工を目指している。
プロロジスパーク市川Ｉの完成予想図
