重慶長安汽車集団はこのほど、中国の自主開発第1号となる高効率・低排気量水素ディーゼルエンジンの点火を成功させた。水素ディーゼルエンジンは、中国の「863計画」中では唯一の水素燃料重点プロジェクト。
水素燃料とガソリンの特性の差異は大きく、本物の水素ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンを簡単な改造したものではなく、水素燃料の特性に基づいて研究開発しなければならない。このため、水素ディーゼルエンジンは新型のディーゼルエンジンとされている。
水素燃料ディーゼルエンジンの動作原理は、ガソリンの代わりに水素を使用して、直接、エンジン気筒内で燃焼させて車を駆動させる。中国のこの高効率低排気量水素ディーゼルエンジンは一種の新型ディーゼルエンジンで、従来のガソリンエンジンやディーゼルエンジンと比べ、高効率、低排気量、低コスト、適応性が高いなどの長所を備えているほか、環境汚染の削減やエネルギー危機への対応に非常に重要な意義がある。（日中経済通信）
