キユーピー(株)が7月10日に発表した平成19年11月期中間連結決算のうち、物流事業は、食品メーカーを対象とする共同物流が伸び悩み、利益面で伸び悩んだ。
キユーピーグループの物流事業は、(株)キユーソー流通システムを中心に作業品質や保管効率を高める倉庫作業支援システム、移動棚の導入を進め、全国輸配送ネットワークと拠点物流機能をいかしたアセット型サードパーティーロジスティクスの提案営業を展開。
流通業者を対象にした専用物流とキユーソースルー便が伸長したものの、食品メーカー相手の共同物流は伸び悩んだ。
物流事業は売上高450億1000万円と前年同期比8億5100万円(1.9%増)の増収となったものの、営業利益は共同物流の伸び悩みなどによる固定費比率の上昇、多品種少量化への対応に伴う作業コストやパレット費用の増加などにより、10億8900万円(38.5%減)となった。