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トヨタ自動車/生産面での環境対応強化に向け「サステイナブル・プラント」活動開始

2007年07月24日/物流施設

トヨタ自動車(株)は、「サステイナブル・プラント」活動を開始する。

「サステイナブル・プラント」活動は、「自然を活用し、自然と調和する工場づくり」を目指すもので、太陽光・風力などの自然エネルギーやバイオマス等の再生可能エネルギーの活用によるCO2削減」、「工場の森作りを通じた、地域貢献・生態系保護」、「革新技術の導入とカイゼンによる飛躍的な環境パフォーマンスの実現」の観点を踏まえた工場づくり、工場運営に取り組んでいく。

まず、プリウスを生産する堤工場を「サステイナブル・プラント活動」のモデル工場と位置付け、取り組みを進めていく。

具体的には、導入済のコージェネレーションシステムに加え、自動車生産工場では世界最大級となる定格出力約2000kWの太陽光発電システムによる電力供給を行う。

また、組立工場などの外壁に、環境改善塗料である光触媒塗装を実施することにより、ポプラ約2000本に相当する窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)の浄化効果を見込む。

工場内緑化については、緑豊かな工場として、多様な生物が息づく自然環境を育んでいくことを目標に、常緑広葉樹の植樹、バイオ緑化技術を利用した窒素酸化物(NOx)吸収能力の高い植物育成や工場壁面の緑化などに取り組む。同時に、工場内に環境学習施設を整備し、一般開放するなど、地域への貢献も目指していく。

太陽光発電を中心とした、今回新たに実施する活動によるCO2排出量の削減効果は、年間5%に達する見込みでり、これは約240ha(東京ドーム50個分相当面積)の熱帯雨林が吸収するCO2量に相当する。

また、高岡工場では、現在、「革新ライン」の導入を進めており、近々、第1ラインが稼動を開始する。

これは、革新技術の導入によって、グローバルボデーライン(GBL)やセットパーツシステム(SPS)など、これまで当社が導入してきた生産システムをさらにシンプル・スリム化し、生産効率のみならず、エネルギー効率も飛躍的に向上させるための取り組みである。

2009年の新第2ライン稼動時には、「革新ライン」導入によるCO2排出量の削減効果が年間約35%に達する見込み。

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