(株)日立プラントテクノロジーは7月25日、工場、倉庫、物流センター向けに、短納期で商品特性、入・出荷先との契約形態、ユーザーの個別特性に柔軟に対応できる物流管理システム「HITLOMANSR2.0」を、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)、(株)ユートピア企画の協力を得て開発し、販売を開始したと発表した。
従来の「HITLOMANSR」は、業種別にシリーズ化されているため、①カスタマイズが多くなると期間やコストが増大し、顧客のニーズに対応できないことがある②他業種で作成した同様の機能を使用する場合、新たに開発を行う必要がある――などの課題があった。
2.0は従来製品に、「Standard Logistics Package」の概念を組み込み、「定義ツール」によりシステム変更機能を備え、高い柔軟性を確保。また、今後新しい機能の開発を継続し、機能の拡充を行っていく。
これにより製造業、卸売業、小売業、倉庫業などさまざまな業種に適用でき、短納期・低コストを実現する。
同社ではHITLOMANSR2.0をロジスティクスシステムの中核に位置付け、製造業、卸売業、小売業、倉庫業などに向けて積極的に拡販し、2010年度には年間20件の受注を目指す。