(株)くろがね工作所は、工場の移転・再配置に伴う新生産体制を構築し、新たな販売・生産・物流体制のもとで、主力の事務用家具・建築付帯設備などファシリティ部門を中心に、中期計画達成に全力を挙げる。
特に、オフィス家具生産拠点の津工場への集約化で、製造部門の生産性・効率性の向上、集中購買によるコストダウン、集約化によるエネルギーコストの削減などを今下半期に実行し、収益改善に取り組む。
また、学習家具の一部の生産事業を担当運営していた中国子会社について、「中国製に対してコスト競争力がなくなった」として11月30日に撤収する。
家庭用家具部門では、今後海外調達体制を維持しつつ、調達コスト、品質、納期管理などに注力する。
なお、寝屋川工場の跡地は有利子負債削減など財務体質を改善するため、譲渡する方針。