(株)タダノは7月27日、国内生産体制再編の一環として建設を進めていた多度津工場が操業を開始したと発表した。
多度津工場は車両搭載型クレーンの生産工場として誕生し、志度工場の建設用クレーン、高松工場の高所作業車、多度津工場の車両搭載型クレーンと国内3工場体制が確立した。
現在、車両搭載型クレーンは、四国機工でフレーム部を生産し、高松工場でブーム部の生産と最終組立を行っているが、隣接する四国機工と直結させた車両搭載型クレーンの一貫生産体制を採用することで、仕掛期間の短縮、仕掛製品在庫の圧縮を図る。
また、最新レーザー切断システム、ロボット溶接装置、カチオン電着塗装システム、立体自動倉庫などの導入・増強により、これまでより製造スペースを圧縮しながら品質と生産効率を向上させた生産ラインを構築した。
■新工場の概要
名称:(株)タダノ 多度津工場
住所:香川県仲多度郡多度津町西港町10-1
敷地面積:約2万2500㎡(約6800坪)
構造:鉄骨2階建て(一部事務所棟3階建て)
延床面積:2万715㎡
生産能力:月間900台
従業員数:約90名
投資額:約27億円(建物約14億円、設備約13億円)