新日本石油(株)は7月31日、2008年4月1日付で、新日本石油精製(株)と新日本石油化学(株)を合併させると発表した。
同社グループは、原油から石油、石油化学製品までの一貫生産・販売・研究開発体制の強化による、製油所設備の高付加価値化を目指し、石油精製と石油化学の一体運営体制に取り組んいる。
2006年4月に新日本石油化学の本社部門を、会社分割で新日本石油本体に統合し、販売・研究開発体制の充実を図った。
今回、さらなる一体化を図るとともに、管理部門の合理化・効率化に取り組むため、本社部門だけでなく製造現場部門も一体化することにしたもの。
子会社2社の合併では、新日本石油精製を存続会社とする吸収合併となる。
これにより、グループのコスト競争力を高め、需要の増大するアジア市場を中心に石油化学事業を強力に推進し、グループ収益の拡大を狙う。