日本郵船(株)全額出資のNYK Bulkship(Europe)Ltd社と三井物産(株)、Teekay Corporation社は、アンゴラLNGプロジェクトと新造LNG船4隻の長期定期傭船契約(20年間)に関する基本協定を締結した。アンゴラLNGプロジェクトとは今後、9月30日までに正式契約調印する。
建造するLNG船は、2011年の竣工後、アフリカのアンゴラから主にアメリカ向けのLNG輸送プロジェクトに投入の見込み。
アンゴラは、2006年度日量140万バーレルを生産する、アフリカのサハラ以南では、ナイジェリアに次ぐ第2位の原油輸出国。
同国では、原油生産時に随伴抽出される天然ガスの洋上での焼却処分を原因とする環境問題がクローズアップされており、アンゴラLNGプロジェクトは、これらの随伴するガスを原料として液化天然ガスを生産する。