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ワールド・ロジ/19年6月期決算、管理体制混乱などで費用が大幅増

2007年08月22日/決算

ワールド・ロジ(株)の平成19年6月期連結決算は、売上高344億6300万円(前期比35.1%増)、営業利益4億8800万円(52.5%減)、経常利益2億5000万円(73.3%減)、当期純利益8300万円(62.7%減)。3PL事業の原価率悪化、グループ会社の統合計画の遅れ、内部管理体制の混乱などで費用が大幅に増加した。

3PL事業では、既存クライアントの取扱量が堅調に推移したものの、人件費増で営業利益2億2400万円(49.5%減)となった。

人材アウトソーシング事業は、企業の業績回復による需要拡大が続き、主要業務である派遣事業、軽作業請負事業ともに堅調に推移。営業利益5億900万円(12.8%減)となった。

コンサルティング事業は、新規クライアントへのコンサルティングを受注したものの、営業利益1億8300万円(70.5%減)。

納品代行事業は、記録的な暖冬による百貨店売上高の減少と2006年10月に導入した納品代行事業向け新システムの立ち上げ費用などが収益を圧迫し、営業損失400万円(前期は1億900万円の利益)となった。

金融事業は連結子会社の(株)WLパートナーズのファンド事業、リーシング事業が順調に推移した結果、営業利益1億5600万円(2.2倍)。

(株)エム・アイ・ケーを連結子会社化したことでスタートしたドラッグストア事業は、営業利益2億6600万円。リサイクル事業は子会社の(株)リサイクル・アンド・イコールの物流リサイクルパレット製造、販売業務が順調に推移し、営業利益1億4800万円(3.7倍)となった。

今期は7月にオープンした大阪フルフィルメントセンターへの大阪地区物流センターの集約と新規クライアント誘致などにより、業績は順調に回復する見通し。

しかし、フルフィルメントセンターへの投資償却負担の増加、内部統制の一層の強化と金融商品取引法への対応などに投資を行うため、原価と一般管理費が増加する。この結果、次期の連結売上高は370億円(7.3%増)、連結経常利益3億5000万円(39.5%増)と見込み。

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