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ワールド・ロジ/平成19年6月期中間決算、コスト増で経常利益減少

2007年02月26日/3PL・物流企業

ワールド・ロジ(株)は、平成19年6月期中間決算(連結)の業績は、売上高は18,073百万円(前年同期比98.5%増)、営業利益は293百万円(41.6%増)、経常利益は170百万円(9.5%減)、中間純利益59百万円(3.2%減)となった。

利益減の主な要因は3PL事業の人件費負担の増加によるコスト増、連結子会社(株)南王、アサヒ運輸(株)などの納品代行事業が導入した新システム立ち上げによるコスト増ならびに記録的な暖冬の影響により百貨店売上高減少によるもの。

種類別セグメントの業績
3PL事業
既存クライアントの取扱量は堅調に推移したが、人件費増により売上高3,100百万円(10.2%減)、営業利益96百万円(6.5%減)。

人材アウトソーシング事業
企業の業績回復による需要拡大が続き、主要業務である派遣事業、軽作業請負事業ともに堅調に推移した。引続き積極的な業務効率化と原価改善を行った結果、売上高2,443百万円(11.7%増)、営業利益318百万円(17.3%増)。

コンサルティング事業
新規クライアントへのコンサルティングを受注し、売上高257百万円(38.7%減)、営業利益156百万円(51.0%減)。

金融事業
子会社である(株)WLパートナーズのファンド事業とリーシング事業が順調に推移した結果、売上高231百万円(5009.2%増)、営業利益101百万円(△25百万円)。

納品代行事業
記録的な暖冬による百貨店売上高の減少と平成18年10月より導入した納品代行事業向け新システムの立ち上げ費用等により収益を圧迫した。売上高5,335百万円(156.8%増)、営業損失117百万円(27百万円)。

リサイクル事業
子会社である(株)リサイクル・アンド・イコールの業容が順調に推移した。その結果、売上高605百万円、営業利益90百万円。

その他事業
売上高1,567百万円(63.1%増)、営業利益50百万円(△29百万円)。

通期の見通し
原油高の影響や人件費などのコスト増、来夏オープン予定のワールド・ロジ大阪フルフィルメントセンター(仮称)立ち上げ準備等あるものの現時点では予測の範囲内であると考えている。

こうした中、前年7月に買収した(株)エム・アイ・ケーの業績や前年3月に買収したアサヒ運輸(株)他の業績等が寄与することから、売上高は大幅に増加し、その他人材アウトソーシング事業、金融事業、リサイクル事業も順調に業績を伸ばしていくものと見込まれる。

この結果、通期の売上高は37,000百万円(45.1%増)、経常利益1,200百万円(27.4%増)と、増収増益。

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