大連港会社は先週末、大連中石油国際事業有限公司と合弁会社を設立し、大連新港区に年間原油取扱能力30万トン級の原油埠頭を建設する旨の趣意書を締結した。大連港の年間原油取扱能力は2110万トンとなる。
合弁会社には7億元が投資される予定で、合弁会社の期限は50年。資本金は投資総額の35%で、双方がそれぞれ資本金の50%を負担する。
2004年に運営を開始した大連港の30万トン級原油埠頭は、現在のところ中国最大の原油埠頭で、大連新港区を中国最大の石油製品の中継輸送港にした。大連港は渤海沿岸の石油精錬工場に原油の中継サービスを提供しているほか、大慶油田-大連パイプラインを通じ、東北地方の内陸部の石油精製工場へも原油を供給している。(日中経済通信)