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あきんどスシロー/極洋、ユニゾン・キャピタルと資本業務提携

2007年08月28日/SCM・経営

(株)あきんどスシローは8月27日、(株)極洋、ユニゾン・キャピタル・グループとの戦略的業務・資本提携を決めた。ユニゾンが運営するファンド「Atlantic Fisheries, L.P.」「Pacific Fisheries, L.P.」に対し、第三者割当による新株式・第2-4回新株予約権発行を行う。また、中期経営計画を策定した。事業環境の変化に対応するとともに、経営基盤強化を図るため、戦略的な業務・資本提携に踏み切るもの。

極洋は捕鯨会社として設立、70年の歴史を持つ食品会社で、あきんどスシローは「回転すしで売上高日本一、売上高1000億円の目標を達成するには、極洋との提携による食材の共同開発、魚介類の安定調達の確保が必要」と判断した。

ユニゾンは、成長戦略・マーケティング戦略実行などの支援、経営管理ノウハウ、資金力での支援を行う。

今後3社は、資本提携内容の検討・具現化、業務提携関係の強化のために業務提携戦略検討委員会(仮称)を設置し、定期的な会合を行う。

極洋との業務提携では、海外店舗展開、極洋冷凍寿司事業の拡充、食材の共同開発の検討――などを行う。海外店舗展開では、「極洋の物流ノウハウを活用する」としている。

また、平成24年9月期までに売上高1000億円を達成するため、成長戦略の実行支援、マーケティング戦略の策定・実行支援をユニゾンから受ける。

資本提携では、中期経営計画に沿って必要資金を調達するため、割当先があきんどスシローの普通株式117万2000株、第2回新株予約権1150個、第3回新株予約権680個、第4回新株予約権680個を第三者割当により取得する。

また、割当先2ファンドが取得した普通株式のうち数%(増資後の発行済普通株式数の1%弱程度)を極洋が取得する。

調達する資金は、新規店舗出店、首都圏で鮮魚センターを設立などに充てる。

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