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セブン-イレブン/エコ物流システムで、販売期限切れ商品を飼料・堆肥に

2007年08月30日/CSR

(株)セブン&アイ・ホールディングスは9月1日、循環型食品リサイクルに取り組んでいる(株)アグリガイアシステムと協働で、東京23区内(約1,000店)のセブン-イレブン店舗で排出される販売期限切れ商品を循環型資源として活用する。

2003年から実施の堆肥化に続き、2007年9月1日からは飼料としての再資源化を進めるもので、セブン-イレブン独自の廃棄物回収システム「エコ物流システム」(1994年開始)をベースに、弁当や惣菜等、販売期限切れ商品を1日1回店舗から冷蔵回収を行い、100%リサイクルする。

これまでもセブン&アイでは、各自治体における廃棄物の適正処理とリサイクルを行い、食の循環型ネットワークを推進する中で、グループ内の食品残渣から生まれた堆肥を利用して育った「ひだまりスイカ」や「ほうれん草のごまあえ」をイトーヨーカドーやセブン-イレブンで販売してきた。

セブン-イレブン飼料化食品リサイクルは、消費期限切れ商品を売場より撤去し、専用回収BOXに入れ、バックルームにて保管。1日1回、回収業者が冷蔵車(5℃管理)にて回収し、回収された販売期限切れ商品が循環型飼料化センター千葉県佐倉市)へ到着。

センターでは、人の手による「手分別」と「機械分別」が行われ、5種類に分別した各資源ごとに最適な飼料製造工程へに進み、3種類の飼料となる。

飼料化食品リサイクル フロー
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飼料は、セブン-イレブンの弁当や惣菜などの食材として利用する豚肉や鶏肉の飼料として利用。今後2008年2月末には2,350店まで広げる。

「エコ物流システム」は、1994年より、独自の廃棄物回収システムを構築しており、仕組みは、地域ごとに推奨した廃棄物処理業者が、その地域の店舗から排出される廃棄物を一括して収集し、適正処理とリサイクルを効率的に行うもので、今回の飼料化食品リサイクルも、「エコ物流システム」の一環として取り組んでいる。

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