シャープ(株)は7月31日、大阪府堺市に最先端の液晶パネル工場と、薄膜太陽電池を量産する太陽電池工場を併設すると発表した。物流コストの削減、生産計画などのオペレーションの一元化などに取り組む。
同じ敷地内に、関連するインフラ施設や部材・装置メーカーの工場を誘致し「21世紀型コンビナート」として展開する。
コンビナートでは、シャープの新しい液晶パネル工場に隣接してインフラ関連施設や装置メーカーの工場に加え、マザーガラスやカラーフィルターなど複数の有力部材メーカーの工場を誘致、ガスや電気などインフラの共用化を進める。
亀山工場で構築した、液晶パネルから液晶テレビまでの「垂直統合型」の事業展開をさらに川上まで推し進め、「企業の垣根を超えた垂直統合型」を目指す。
これにより、物流コストの削減、生産計画などのオペレーションの一元化など、従来にない画期的な事業展開を実現。
また、優れた技術力を持つ部材・装置メーカーと同社の技術者が緊密に連携を図ることで、知識やノウハウを融合し新たな技術革新を図る。