日本パレットレンタル(株)は8月30日、「RFIDによるSCMシステム」をJPRイノベーションセンターに導入し、公開を開始したと発表した。
製造、卸売、小売業を通じ、サプライチェーン全体で物流機器、積載商品の動きを可視化する。保管、入出荷、検品、販売など多様な物流シーンを、製造から販売にいたるサプライチェーン全体で想定。パレットなど物流機器の管理、サプライチェーン上のすべての商品在庫を可視化するとしている。
製造から販売までのサプライチェーン全体を可視化することで、販売機会の損失を減少させながら、同時に物流コストを低減するという。パレットをはじめとした通い容器にRFIDタグを装着することでイニシャルコストを抑え、1台のリーダライタで、数千台のアンテナを制御できるプラットフォームを採用、設備投資額を低減する。
また、サプライチェーン上の様々なポイントから収集される情報を表示するためのインターフェイスを、来春よりASPサービスで提供。多額の投資をすることなく、在庫管理、棚卸、検品などの自動化をスタートできるとしている。