米ホームセンター大手ホーム・デポは、同社卸売部門「HDサプライ」の投資ファンドグループへの売却条件を修正したと発表した。
投資ファンドグループはベイン・キャピタル・パートナーズ、カーライル・グループ、クレイトン・ダビリアー・アンド・ライスで構成。ホーム・デポが示した売却条件の修正内容によると、売却価格を85億ドルとしたほか、同社はHDサプライの12.5％の株式持ち分（equity interest）を3億2500万ドルで購入する。さらに、同社がHDサプライの10億ドルの優先担保債権（senior secured loan）を保証するとしている。
ホーム・デポは、主力の小売事業に専念するため6月中旬、企業向け卸売部門のホーム・デポ・サプライ（HDサプライ）を投資ファンドグループに103億ドルで売却すると発表。その後、8月に入って、金融市場の混乱を背景に売却契約の締結の延期を発表していた。
ホームデポは米国、カナダ、メキシコ、中国で2,206店を運営している。（翻訳）
