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日本パレットレンタル/UHF帯RFID活用のSCMシステムを導入

2007年09月04日/IT・機器

日本パレットレンタル(株)は9月3日、マイティカード(株)のUHF帯RFIDによるサプライチェーンマネジメントシステムをJPRイノベーションセンターに導入したと発表した。

導入したシステムでは、個品、カートン、折コン、かご車、パレットそれぞれのレベルにRFIDタグを貼付し、階層構造的にデータ上の紐付けを行い、「どの折コンにどの個品が入っているか」をリアルタイムに把握できるよう、システム上で実現している。

ICタグを貼付していない個品は、バーコードを利用することでICタグ付き・ICタグ無し商品が混在した環境でも実用化できる仕組み。

サプライチェーン情報を表示するためのインターフェイスを「ASPで提供していきたい」というJPRの将来の展望を踏まえ、Web化したことでゲート一括読み取りでのレスポンス遅延が懸念されたが、Ajaxを利用してアプリケーションを構築することで、遅滞無いレスポンスとスムーズな画面更新を実現した。

システムは製造から卸売、小売にいたるサプライチェーン全体で、パレットなどの物流資材、積載商品を可視化する。これによって物流の自動化が可能となり、運用コストの低減、在庫の最適化、販売機会損失の減少、売上拡大、等様々なメリットを実現するとしている。

また、再利用可能な物流資材にICタグを装着することで、単価の安い商品へのICタグの貼付を省略してタグのコストを抑えると同時に、1台のリーダライタで数千台のアンテナを制御することができるシステム「True VUE RFIDプラットフォーム」を採用することで、設備投資を大幅に低減した。

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