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IDCジャパン/2006年の国内SCMソリューション市場2842億円

2007年09月11日/調査・統計

IT専門調査会社のIDCジャパン(株)は9月10日、国内SCMソリューション市場規模実績と2011年までの市場規模予測を発表した。これによると、2006年の国内SCMソリューション市場規模は2842億円で、前年比4.2%のプラス成長となった。今後5年間は、年平均成長率4.8%で成長し、2011年には3592億円に達する見込み。

2005年に製造業の旺盛な設備投資が一段落し、2006年に設備からITへと投資が流れたことや、ERPのリプレイスが2006年にピークを迎えたことなどを機に、SCMソリューションを大手企業から中堅企業へと広く普及し始めている、としている。

セグメント別内訳では、ソフトウェア市場が427億円、サービス市場が1673億円、その他市場が742億円となっており、前年比ではソフトウェア市場が5.8%、サービス市場が4.2%、その他市場が3.3%の伸長と、ソフトウェア市場の伸びが顕著。

SCMソリューションの投資額を産業分野別にみると、組立製造が55.8%(0.4ポイント増加)、プロセス製造業が19.8%(0.1ポイント増加)、流通業が14.4%(0.1ポイント減少)、交通/運輸業が10.1%(0.3ポイントダウン)となっている。

業種による大きなソリューションごとの比率に変動はないものの、市場のパイ自体が拡大しているため、種業種に順当な伸びを示している、との見方を示している。

SCMパッケージのベンダーシェアは、SAPジャパンが首位となり、2位にオラクルグループ、3位にi2テクノロジーズが続く。IDCジャパンの赤城知子・ソフトウェアグループマネージャーは「現在は、内部統制やJ-SOX法の対応を見据え、サプライヤーとのやり取りにおける証跡を含めた管理をITで対応していく際、それらの投資を前向きなIT投資へ振り替えてSCMの導入を検討する機会が増えている」と分析している。

レポート概要は下記URL参照。
http://www.idcjapan.co.jp/Report/ItSolution/j7320106.html

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