LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

近鉄エクスプレス/ロシア物流セミナー開催、シベリア鉄道利用施策発表

2007年09月11日/国際

(株)近鉄エクスプレは9月7日、東京国際フォーラムにて「ロシア物流セミナー」を開催した。

7月26日にロシア鉄道の100%子会社であるトランスコンテナ社(JSCO Trans Container以下:TC)と日本における総代理店契約を締結したことを受け、シベリア鉄道(Trans Siberian Railway)を利用した輸送サービスについて、KWEとTCが合同で説明する場として開催したもの。

セミナーでは、KWEがTC社の総代理店業務を行うに際し、5つの目標を挙げ、それを達成するために4つの施策を実行していく。

目標
1.1970~1980年代において、仕向地は西ヨーロッパであったが、今回は仕向地をロシア国内、CIS諸国および一部の東ヨーロッパとする。
2.対象顧客は、ロシアおよび周辺国で現地生産・組み立てを行うメーカー、ロシア国内で製品、消費財を販売される日系の会社。
3.輸送期間は海上輸送でスエズ・ヨーロッパを経由した場合の半分程度とする。
4.輸送コストは、ロシア内陸までの総コストと比較した場合、ヨーロッパ経由の海上輸送と同等の競争力のあるものにする。
5.日系企業の皆様の要求にお応えすることのできる、質の高いサービスと安定したオペレーションを提供する。

施策
1.TC社の組織を十分に活用する為の専従窓口として、東京にトランス・コンテナセンターを設立。
2.TC社とのコミュニケーションの円滑化および日本国内での調整のために、東京にトランス・コンテナ社よりロシア人スタッフが駐在。
3.横浜、名古屋、神戸の3箇所にTC社のコンテナを保管し、お客様へ提供。(株)上組に一括管理を委託することにより、必要なときに必要なコンテナが提供できる体制を構築。
4.日本からロシア極東のボストチニー向けコンテナ船の便数が限られているため、日本からの直行便にこだわることなく、定期便のスケジュールの多い韓国経由のサービスを活用する。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース