（株）近鉄エクスプレスは7月26日、ロシア鉄道の100%子会社、トランスコンテナ社との間で、ロシア鉄道輸送のコンテナ輸送販売代理店契約を締結したと発表した。
両社は、日本の主要港からロシア東岸ウラジオストク近郊のボストウチヌイ港までの海上輸送サービスとボストウチヌイ港からの鉄道輸送ルートである“Trans Siberian Railwayサービス”を活用し、ロシア西部主要都市向けの一貫コンテナ輸送サービスを展開する。
近鉄エクスプレスは、トランスコンテナ社の日本総代理店となり、トランスコンテナ社のコンテナ輸送サービスの日本荷主への販売、サービス手配の窓口業務、同サービスに関する情報提供などのカスタマーサービス業務、日本でのトランスコンテナ社所有コンテナの保管業務――などを行う。保管業務は（株）上組に一括管理を委託する。
また、トランスコンテナ社のコンテナ輸送サービスを専門に担当する組織「トランスコンテナ・センター」を8月中に開設し、トランスコンテナ社は出向社員を日本へ派遣し常駐させる。
販売活動は8月から、トランスコンテナ社からの日本駐在員と近鉄エクスプレスの営業担当が共同で行う。
