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ITR/SAP、オラクルでシェア8割、2006年度の国内SCM市場

2007年09月20日/調査・統計

(株)アイ・ティ・アールは9月18日、2006年度の国内SCM市場動向を「ITR Market View SCM市場2007」としてまとめたと発表した。調査結果によると、2006年度の国内SCM市場規模は出荷金額ベースで98億円となり、前年比6.1%増と堅調な伸びを示している。2007年度はSCM関連の投資が拡大しつつあり、20%増と大きな成長率を予測した。

国内SCM市場のなかでは、SCE市場の伸びが最も大きく、前年比約21%増の43億円に達した。生産・販売環境のグローバル化に伴ってサプライチェーンの可視化ニーズが高まり、SCEへの注目度が増していることから、同市場は2007年度も前年比29%増の高成長を維持し、約56億円へと拡大すると見込んでいる。

2006年度の国内SCE市場ベンダーシェア(出荷金額ベース)は、SAPが47.8%と圧倒的な強さを示し、2位にはオラクルが30.2%で続いており、これらの2社で約8割のシェアを占めている。3位にはビューロシティがあがっているが、同社のシェアは6.7%にとどまった。SAPとオラクルが、それぞれの既存顧客ベースと認知度での強み、M&Aによる製品ラインアップの拡張によって、ポジションを強固にしつつある、としている。

■レポート概要
・SCM市場の対象分野
-SCP(サプライチェーン計画システム)
-SCE(サプライチェーン実行管理システム)
-WMS(倉庫管理システム)
-TMS(輸配送管理システム)
-APS(生産スケジューラ)
市場規模実績(2005-2006年度)、予測(2007-2011年度)
マーケットシェア(2005-2007年度、ベンダー別、OS別、業種別、企業売上規模別)
SCMソフトウェアベンダー26社のベンダー・プロファイル
-製品別売上高/製品別売上比率(OS別、業種別、企業売上規模別)/戦略/初期導入コスト/人員構成など、詳細データ

詳細は下記URL参照。
http://www.itr.co.jp/market_view/SCM2007/

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