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富士フイルム/生産体制の最適化と拠点集約で、デジタルカメラ生産の中国全面移管

2007年09月20日/SCM・経営

富士フイルム(株)は、デジタルカメラの生産体制の見直しと拠点集約を進めるため、デジタルカメラ生産の中国移管とCCD生産の外部委託によるコスト競争力強化を進める。

これまで進めてきたデジタルカメラ生産の中国工場(蘇州市)への移管を全面化し、CCD前工程(ウエハー工程)を(株)東芝に生産委託する。

デジタルカメラ生産の全面移管などに伴い、宮城県黒川郡大和町の富士フイルムフォトニックス(株)を解散(平成20年8月予定)する。

また、CCD前工程生産の外部委託に伴い、宮城県仙台市泉区の土地、建物は、(株)村田製作所に売却する。

なお、生産技術の開発機能を有する宮城県黒川郡大和町の拠点には、デジタルカメラの製品開発、調達、品質保証機能を統合し、拠点集約による機能強化と効率化、開発のスピードアップを図る。

また、同地区に、デジタルカメラのアフターサービスの統括機能集約、生産技術強化、CCD後工程生産(アッセンブリー&テスト)などの役割を担う新会社「富士フイルムデジタルテクノ(株)」を新設する。

今回の改革による拠点集約と新会社設立による機能強化、組織・人員・設備のスリム化を実現し、より強く、柔軟な事業基盤の構築を進めるとしている。

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