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三菱商事、日通/中国80都市結ぶ定期混載トラックサービスを強化

2007年09月20日/国際

三菱商事(株)と日本通運(株)は9月19日、中国で華北、華東、華南間を相互に結ぶ、往復定期混載トラックサービスを開始したと発表した。

中国での定期混載トラックサービスは2006年3月に、上海から中国全土80都市に向けたサービスを行っているが、上海など華東地区発の貨物をはじめとする片荷運行が中心で、帰り便については顧客の個別要望で対応していた。こうした顧客ニーズに対応するため、従来の幹線ルートを組み合わせた往復混載サービスを提供するもの。

具体的には、華東ルート(上海-蘇州-無錫-上海、上海-南京-上海)、華北ルート(上海-北京-天津-上海)、華南ルート(上海-広州・深セン-上海)を組み合わせることで、遠距離でも往復混載が可能となる。また、料金体系は幹線料金に集荷・配達料金を組み合わせた往復同一の体系とする。

三菱商事、日通の中国国内物流事業提携の核となる上海浦菱儲運有限公司が運行会社となり、中国各地で営業展開する日本通運グループ各社、三菱商事の物流子会社が販売するもので、輸送品質を最重視し各拠点に自社スタッフを配置、追跡情報の管理を行うほか、イレギュラー発生時にもスピーディに対応する。

上海浦菱では5月、北京市で北京空港北側の空港新物流基地に新倉庫(倉庫面積7000㎡、事務所面積500㎡)を確保、50人の社員を配置、既存客へのサービス向上のほか、混載便の仕分けターミナル機能を持つ華北地区の拠点として体制を強化した。

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