ドイツポストワールドネット(以下:DPWN)とルフトハンザドイツ航空(以下:ルフトハンザ)は、それぞれの子会社であるDHLExpressとルフトハンザカーゴを通じ、航空貨物事業会社を共同設立する。
ドイツのライプチヒに本社を置く新会社は、DHLExpressとルフトハンザカーゴが50%ずつ出資する合弁会社となり、有限会社の形態をとる。
主な業務はアジア発着の一般航空貨物とエクスプレス貨物の輸送で、就航は2009年4月の予定。新しい航空貨物事業会社の設立により、両社は今後、航空貨物事業とエクスプレス事業におけるリーダーとしての地位を大幅に拡大する。
新会社は当初、11機の新型ボーイング777-200LRF機をリースで2009年2月以降の納入を予定しており、貨物の取扱いは、ルフトハンザカーゴとDHLExpressによって行い、2社は引き続き、こうした貨物の取扱いに関するマーケティングと貨物のハンドリングを独自に行っていく。
乗り入れ権の取得を続けながら、新会社は2009年夏より航路ネットワークを徐々に拡大し、シンガポール、バンコク、ドバイ、ボンベイ、上海、香港、ソウル、名古屋、アルマトイ、イースト・ミッドランド、ミラノへ運航する。週末には、上海、アスタナ、シンガポール、バンコク、シャルジャ、香港、シカゴ、ニューヨークへ運航する。
さらに、航空貨物輸送業務以外のライプチヒ/ハレ空港でのハブ機能・倉庫業務について、2社は各自で責任を負うことになり、DHLExpressは、新設の貨物センターでエクスプレス貨物の処理を行い、ルフトハンザカーゴは、そのすぐ近くに最新の物流センターをまもなく建設する。