コロムビアミュージックエンタテインメント（株）は9月28日、TDK（株）の100％出資子会社であるTDKコア（株）の全株式を取得し、子会社化することを決めた。販路拡大や物流など後方業務の共通化による経営効率の向上を狙う。
今後の成長と企業戦略展開として、音楽ソフトだけでなく、ゲーム・教育ソフトの企画、制作、販売に実績あるTDKコアを取得することが必要な方策と判断したもの。
同社では「物流面などコロムビアミュージックエンタテインメントが得意とする分野を生かし、規模拡大によるコスト効率、販路拡大など期待できる効果は大きい」と説明している。
販売チャネルの統合、物流・財務など後方業務の共通化、製造コスト削減など事業効率を高めるほか、音楽コンテンツの拡充、教育分野の事業強化などを図り、TDKコアの中で成長著しいゲームソフト事業を核にして、新たな事業展開を進める。
また、2011年のテレビ地上波完全デジタル化に向けて増加する映像製作に応えるべく、放送メディア事業、特にスタジオサービスを提供する。株式取得は11月1日付けで決済を行う。
